ママチャリレース 競技車両

タイトルの通りママチャリレースの競技車両ですが、以前から作りたいなと思っておりましたがやっと実現しました。ママチャリレースに使う自転車は基本改造禁止になっているのでベースとなる車両が競技車両としての素質のあるものを選ぶ必要があります。その条件に合うのがこれ!もう3年ほど寝かしておりましたがやっと日のあたる場所に出してやることが出来ます。

IMG_2775[1]

フレームの素材はアルミです。アルミで頑丈でサイズの大きいフレームが望ましく軽量であればなおいいです。この状態で実測13.55キロですので十分軽量ですが更に軽量、高剛性を目指します。仕上げるコンセプトはガンガン踏めるママチャリ!こちらがママチャリ詳細定義

IMG_2779[1]

まずは全体的に回転部を徹底的に回るようにします。前後ハブのOHからベアリングボールと玉押し、シャフトは新品に交換しセラミックスピードのグリスを使います。これは1000~2000キロの持続性しかありませんが競技車両ですからいいんです。普通とは違うんです。

IMG_2782[1]IMG_2783[1]

スポークもステンレス製に全張替!フロントは15番の8本組、リアは13番で8本組でガチガチのホイールに仕上げました。ハブとリムは元から付いているのを使うのでこれはセーフです。

IMG_2785[1]IMG_2786[1]

そしてBBも外して・・・・外れない・・・・でもこの組み合わせでこれまで外せない事はありません。これは!中まで塗装してあります。

IMG_2787[1]IMG_2788[1]

BBタップさらってフェイスカットもやってこれでイイでしょう。BBも元から付いているものをOHして再利用します。

IMG_2794[1]IMG_2797[1]

番外編  リアのブレーキです。キーと云う音鳴りしないというローラーブレーキですが重たいです。単体で475グラムもあるんです。何でこんな重いんだろうと中を調べてみたらいろんな部品が油でドロドロ、手もドロドロ・・・・分解したけど組み立てする気になれず捨てました。

IMG_2811[1]IMG_2807[1]

カゴは店にあった一番軽いヤツを加工して取り付けしました。ブレーキワイヤーを使ってカゴの上部を固定しています。規定の1.5Lペットボトル4本余裕で入ります。グリップも車体と同系色のバーテープを巻いて軽量化しました。これもセーフです。

IMG_2808[1]IMG_2809[1]

タイヤは出来るだけ凹凸の少ないモノで転がり抵抗軽減をねらいます。幅のサイズは1 3/8に限定されます。ブレーキはローラーブレーキ以外選択肢が無く新品に交換しました。

IMG_2806[1]

そして出来上がりました。ライトはフォークのところについている赤いものになります。この状態で実測12.27キロと1.3キロほど軽量化できました。仕様ですがフレームサイズ46センチ、ステム70mm、ホイールサイズ27インチ、クランク165mm、チェーンリング32T×フリー14T(シングル)、ハンドル幅55センチ、スタンドはアルミ、チェーンケースもアルミ、ペダルはプラ幅広、でもサドルが・・・・ママチャリ用ではないのでギリギリアウトか?まあきれいに仕上がったので私の中ではセーフ!

試乗しましたが軽い!硬い!速い!ブレーキもよく効きます。もしご興味のある方はいつでも試乗出来ますので「モリタサイクル」までお越しください。